第6回保育推進中央研修会 報告

 

 

  • 日 時:平成30年7月4日(水)、5日(木)
  • 場 所:自由民主党 8階ホール
  • 日 程:
    (1日目)
    13:45~14:30開会式
    14:30~16:30研修① 自由民主党全国保育関係議員連盟所属議員による座談会
       演題「公定価格と処遇改善」~今後の行方を探る~
       コーディネーター 衆議院議員 江渡 聡徳 氏
       パネラー     参議院議員 有村 治子 氏
                衆議院議員 古賀 篤  氏
                保育推進連盟理事 吉岡 伸太郎 氏
    16:45~17:45研修② 講師 元自由民主党幹事長
          衆議院議員 石破 茂 氏
        演題「時局講演」
    18:00~19:30交流会(自由民主会館 901号室)
    (2日目)
    09:30~10:30研修③ 講師 厚生労働省子ども家庭局保育課長 巽 慎一 氏
       演題 「保育行政の動向と課題について」
    10:30~11:40研修④ 政治ジャーナリスト 田﨑 史郎氏
       演題 「日本は良くなるか?自由民主党総裁選と北朝鮮」
    11:40~12:00閉会式
  • 参加者:保育関係者216名(うち熊本県23名)
【研修①】 自由民主党全国保育関係議員連盟所属議員による座談会
           演題「公定価格と処遇改善」〜今後の行方を探る〜
           コーディネーター 衆議院議員 江渡 聡徳 氏
           パネラー     参議院議員 有村 治子 氏
                    衆議院議員 古賀 篤  氏
                    保育推進連盟理事 吉岡 伸太郎 氏

江渡co…大変重たい演題であると思う。平成24年の政権奪還以降、保育士の処遇改善に取り組み、賃金の改善は11.3%上がった。しかし処遇改善等加算Ⅱは勤続7年以上など条件がある。現場の使い勝手など運用面に大きな問題がある。保育現場も混乱しただろう。また現状と公定価格の設定の乖離をどう改善するか…。それでは、大きな課題として公定価格の大きな課題についてお答え頂きたい。まずは吉岡さんから現場の声を。
吉岡…長崎県の吉岡と言います。本日ここでお話しすることは大変恐縮です。選挙が終わってここまでの処遇改善が実現するはと思っていなかった。自民党の先生方の頑張りだと大変感謝している。しかし、不安もある。公定価格全体の問題と処遇改善等加算について。さらに、幼児教育・保育の無償化・・・悪いことではないが導入されたことによって現場が混乱しないかを心配している。
古賀衆議院議員…福岡市糸島市より選出され、昨年3選して頂いた。幼児教育無償化、公定価格、処遇改善について・・・私自身急に幼児教育の無償化が選挙公約になったことは、正直びっくりした。3歳以上の無償化と3歳未満の制限付き無償化は、段階的に進めるべきだと思っている。一度決めたことなので従いながら、改善すべきことは改善していくべき。全員無償化は??と思っている。
有村参議院議員・・・十分な議論がなされていない中で走らされている感が有る。最初の構想があった訳でなく、課題は多くあるが日本の将来のための正念場に立っているという印象。
吉岡…当初は、保育園、幼稚園、認定こども園を想定していて認可外施設は想定外であったはず。認可外施設の無償化で心配するのは、保育の質。後は財源の問題。本当に大丈夫なのか。
江渡co…厚労省と議論したが、厚労省も答えがない状況。内閣府が進めていることに不安を覚える。各保育園にはいかに自分の園を守るのか考えて頂きたい。また一番の関心事は公定価格ではないか。学校教育と保育、その流れの名で一本化に集約出来ずに三つの施設ができ、帳尻合わせのような加算。いつまでも続くものなのか。チーム保育加算の有り様もひどい。皆さんに聞きたい、15年以上で大丈夫か?(会場に向けて)1人も手が上がらない。有村、古賀先生にもっともっと今の状況等を踏まえて、平準化の方法をお話し頂きたい。
古賀…現在は積み上げ方式になっているが、見直しが入ることが基本スタンスでは。現場が回らない状況について声を上げて貰いたい。
有村…認可施設がどれだけ頑張って感染症、事故対策しているか。無償化について認可外施設とイコールフッティングにすることは違うと感じる。保育士の配置基準の緩和など専門性を無視した政策は質を下げることになる。また国民の理解の上での処遇改善、保育の質の向上が得られるように。いろいろな予算の中での優先順位を上げていくための政治力が求められると思う。
江渡co…次は配置基準について。公定価格導入に際して、11時間開所ながら1人当たりの労働時間は一日8時間、なんとかやりくりしているのが現場だろう。人件費のみならず、職員配置基準が大事な観点になるだろう。また、障がいを抱えているお子さん、グレーゾーンのお子さんがいればより多くの配置が必要だろう。お二人の議員にお答え頂きたい。調理員についてもお願いしたい。
古賀…調理にもアレルギー除去等、大変な対応をしている。また、外国人の子どもの宗教上の除去についても対応は大変だと感じる。
有村…調理員は幼稚園にはない保育の生命線の一つ。食事に困った子でも保育園に行けば、食べられる。現在の配置基準では低すぎる。アレルギー除去、離乳食、宗教食を150人まで2人で作ることが出来るのか。戦後見直しが出来ていない。
吉岡…現場の状況として、8/11問題だけでなく、40/66も大きい。月曜から土曜日の開所なのに1人週40時間勤務。月~金曜日ならば40/55となる。市町村によっては、土曜日に仕事がなければ土曜日は休みと行政が認めている場合と、認定を受けている以上は預かるべきという行政もある。
江渡co…話題を変えます。昨年11月経営実態調査、地域別等々の速報値が出た。収益率だけ見れば、中小企業と比較して保育所は随分高収益に見える。公定価格の議論では適正化の議論があったがマイナス改定ありきではないか。地方と都市部の自治体ごとの単独補助金問題、単一法人単一施設と複数施設の法人との違い等の問題もある。この辺りはどう感じられるか。
古賀…収益率による抑制は単純すぎると感じる。財務から抑制をと言われると劣勢になるので、原案が出る前にここを変えてもらいたいという材料を頂きたい。
吉岡…企業で言う利益と保育士・幼稚園・認定こども園とは比較が違うと思う。施設整備のための積立なども利益と思われている。余っているといいながら、適正化となると、抑制ありきではとすごい危機感を持つ。
江渡co…最後に処遇改善の在り方や運用方法について聞きたい。処遇改善等加算Ⅱは有り難いが対応しにくい。不公平感や職場の雰囲気が下がるとも聞く。キャリアアップ研修要件も受講体制づくりの難しさを感じる。キャリアアップ研修の実施主体は都道府県だが、現状は枠が不足している。都道府県での取り扱いのばらつきもあるようだ。主任保育士は、転職等により主任以外の採用になればどうなるのか。適切な形について論じて頂く。最後に現場の要望を。
古賀…処遇改善等加算Ⅱについてはいろいろな声を聞いている。何度も厚労省の関与の必要性を論じたが、後は自治体で…では現場が混乱するばかり。研修の場が保障されないで不利益を被るのはあってはならない。施設内研修を認めることを推したがなかなかうまくいかない。
有村…県ごとに充実した研修を目指したが、結果として講師もパッケージした業者による研修になっている。原資は血税である。いざこざの現員ならば使わない方が良いとなる。処遇改善というと厚労省は賃金しかないというが、昼の時間のほっとした時間を取れる方がよほど大切。
江渡co…いろいろな方法があっても良いのでは。お金を出すから規制をという気がする。施設内研修を認めても良いと個人的には考える。通信教育もあり。賃金アップだけでなく休憩時間の確保など考えるべき。実際にはそれ以外にも保護者への指導、モンスターペアレント対応、地域の子育て支援、等々多岐にわたる。加えて煩雑な書類作成。抜本的にどうすべきか。職員の笑顔が絶えない環境作りのために皆さんにはなんとか踏ん張って頂きたいし、その一助となるために議員も頑張りたい。
【研修②】 講師 元自由民主党幹事長衆議院議員 石破 茂 氏
         演題「時局講演」

 日本は建国以来初めての状況に直面している。それは人口が急激に少なくなること。15世紀のヨーロッパでのペストの流行以来の人口減少。今後、明治時代の人口に近づいていくが、状況は全く違う。平均寿命50才と90才では、若い人が少なく高齢者が多い。どうやって社会を支えるのか。今まで日本人が経験したことが無い。

国難というが、北朝鮮だけではない。この50年で経済規模3倍、長寿社会になったが10年先、20年先も続くのか…。人口減少の一因として結婚する人が減った。生涯未婚率(50歳までに結婚しない人)は、1970年は2%であったが現在は男性が24%、助成が14%。加えて晩婚化で5年遅くなっている。人類が経験したことのない高齢化を迎える。

地方創生が言われるが、地方は衰弱し東京に集中している。首都直下型地震、富士山爆発もいつ起こるか分からない。エネルギーを作らない、食料作らない東京が残ることが出来るのか。東京に集中している負荷をどう減らすのか。地方が東京のために、東京が地方のためにを考えるべき時代である。

高度経済成長期に作ったインフラが補修時期を迎えている。公共事業をやるが、同じものを安くて大量に作っていた時代とは違う。みんなが同じものを欲しい時代ではない。フランス、イタリア・・・食料品、ブランド品、伝統工芸で勝てないことはない。しかしかつての雇用は作ることが出来ない。

石破は防衛と思われているが本来は農林水産業。四季がある日本ほど農林水産業に適した国はない。漁業は成長産業だが、日本はどんどん衰退している。7割が森の日本なのになぜ林業が栄えないのか。まだまだ日本には伸びしろがある。

社会保障を維持するためにはお金が要る。日本の問題は、アンダークラスにある。非正規規雇用が約1千万人、年収180万円で男性未婚率66%。女性の離死別44%。所得を上げなければならない。虐待の問題にも繋がりかねない。

平成27年に子ども・子育て支援新制度で保育の要件が変わった。虐待やDVも保育の要件となった。保護者の養育が困難ならば保育所に預けることが出来ることになったが、現実可能か…。保育所がいかなる役割を果たし、そのための人員配置がどう必要なのか。

保育は小学校の先生より大変。保育士等の処遇改善は、量を確保しながら保育の質向上になっているかが大切。明治から150年。平成も最後の1年となる。日本は50年に1回新しい国を作ってきた。戦争、敗戦、復興の次の50年・・・1人1人を大切にして、親が悪いと言うだけでなく親身に相談に乗る事が福祉の本質。何があっても護るべき。保育は福祉である。

【研修③】 講師 厚生労働省子ども家庭局保育課長 巽 慎一 氏
演題 「保育行政の動向と課題について」
  • 女性の就業率の伸びがM字カーブが緩やかになってきた。25歳~30歳で結婚、出産で仕事を辞めていたのが働き続けている。北欧並みの80%を目指していく。
  • 女性就業率と保育の利用率が相関している。~平成25年からの加速化プランと共に急速に上昇している。就業率と0~2歳の保育利用率とは正の相関である。都市部より地方の方が進んでいる。
  • 一方日本全国を見ると都市部だけが待機児童の問題で増えているようだが、加速化プランの頃から、岐阜県を除いてすべて利用率が伸びている。~少子化が進んでいるので利用率が下がるはずだが…利用児童数の伸び+一人あたりの保育単価の伸び≒処遇改善等による単価の伸び、これは安倍内閣の取り組んだ結果。
  • 平成25年~約60万人の受け皿整備を進めた→利用申込の増加+女性就業率1%ずつの伸び。特に28年度、認可保育所が1万人の△=認定こども園化+幼稚園の認定こども園化、小規模保育事業の整備進む。市町村の単独補助は減っている~実際は認可が進んでいるため。これに、企業主導型保育事業が2万施設。加速化プラン前4万人→加速化プランで3倍の12万人の受け皿づくり。
  • 約8割は待機児童0である。実際のニーズを的確に・・・。受け皿整備を進めることで待機児童解消を図る。→地方都市での待機児童の出現~地方の政策の差
  • 平成29年6月の子育て安心プラン・・・当初40万人の受け皿→約60万人の受け皿づくり→前倒しで+32万人の上乗せ。~市区町村での計画→2019年までに待機児童解消を図る。
  • 待機児童解消が難しい理由~0~2歳の受け皿づくりの必要性。+女性の就業率+就労確保のための女性の就業率の上昇。量的拡充と質的向上を両輪に。
  • 一番の悩みは財源問題。事業主拠出金により、3,000億まかなった。量的拡充については事業主拠出金だが、無償化は???である。
  • 保育士確保の問題毎年有効求人倍率が上がっている。11月~2月がずっと続いていている。処遇改善等加算を行っているが、保育士の数が足りない~人口減少に伴い、全職種で人材不足。介護より細かい施策を検討している~年2回の保育士試験。新規資格取得支援、就業施設支援、離職者の再就職支援等をやっているが、なかなか現場では予算がない。地方の予算がないために国がやろうとしても手を挙げない。
  • 保育士数と保育士の年収の推移、かなり伸びている。~平成29年より処遇改善等加算Ⅱの実施。8割の認定ながら、平成30年度の伸びはもっとある。
  • 公定価格の見直し・・・チーム保育加算、処遇改善等加算2%、処遇改善等加算Ⅱ→処遇改善等加算Ⅱの弾力化→5年間で11%UP。いつまでにキャリアアップ研修なのか…2020年までに整備して必修化~山間部島国の履修困難を弾力的な運用を検討中。弾力化により職務分野別リーダーにも配分可能に、→職務分野別リーダーは1項目でOK。
  • 保育士等の処遇改善の推移~政策的には青の部分・・・質の向上の0.3兆円メニュー。+みどりの処遇改善(1千億円)+人事院勧告
  • マネジメント研修の内容については、eラーニングの活用等も検討中→受講状況を見ながら必須化を検討。専門性によりお金が付くので、意味があるようにしなければならない。
  • 園内研修等についても引き続きやっていくべき。
  • 新しい経済政策パッケージ・・・人勧分1.1%UPを確約
  • 経済財政運営と改革の基本方針2018・・・3歳以上の幼児教育・保育無償化+2歳以下の所得制限付き無償化。そもそも認可保育施設が原則なので、認可外は5年間の猶予期間で移行化を強化。消費税分以外についても・・・。
  • 公定価格の適正化→内閣府より1月適正化を言われた→経営実態調査等による個々の経費分析
  • 5月より、保育所等における保育の質の確保・向上に関する検討会・・・まず自己評価ガイドライン・・・エビデンスベース(教育なので難しいが議論せざる得ない)→中期的検討。保育所には、対話と共有(子ども、保護者との共有+園長と職員・・・園長のリーダーシップ論、メディアを活用した保育(ドキュメンテーション)、地域に開いた保育所、子どもの主体性を持つような保育のための理念共有、質の確保)→範囲が広いがボトムアップを図る。+人材確保の問題解決と共に検討
  • ドラスティックに変わる保育・・・安倍政権、出生率上昇(いつピークアウトなのか・・・出生率如何で変わる。地域差。未来への投資。)少子化が止まらなければGDPは増えないので予算が厳しくなる。社会保障全般の中での予算確保~協力頂きたい。
【研修④】 政治ジャーナリスト 田﨑 史郎氏
      演題 「日本は良くなるか〜自由民主党総裁選と北朝鮮」

週刊文春で好き嫌いなジャーナリストで、嫌いな方から2番手だったことにショック。

前日、放送局スタッフからメールもらって殆ど自分の番組を持っているキャスターの中で自分が入っていたことに驚き。ワールドカップサッカーで今は暇。嫌われている理由を読むと、安倍さんべったりと…しょうがない。政治記者40年で、ささやかな信念として事実に基づくことを報道。単なる批判では×。自分しか出来ないことは取材してから。この政権の中枢は安倍首相、管官房長官、今井尚哉(たかや)総理主席秘書官の三氏。これにアクセス出来なければ×である。

池上彰と同じ年で68歳(昭和25年生まれ)。同い年の吉永みち子氏や、室井佑月より好かれていないことにショック。なぜ安倍、管さんと親しくしているか。北朝鮮情勢、小泉進次郎がなぜ演説がうまくなったのか。

石破さんとは35年、管さんは20年。初当選から付き合っている。橋本龍太郎首相辞任後、小渕恵三首相、梶山静六さんの総裁選出馬に尽力していた。麻生政権下で自民党が野党へ転落しても変わらない。教訓、終わったと言われても付き合う。不遇の時のお付き合いが取材に繋がる。今の財産となっている。

安倍総理とは10年くらい。首相を辞めて、まわりに人が居なくなったときに誘われた。情報量、判断力、見立て、並の政治家ではないと思った。3ヶ月に1回の食事が5年間続いた。総理就任以後も続いた。13、14回食事している。

北朝鮮情勢については安倍さんは途中で方向を変えた。核、ミサイル、拉致をトランプに話したが、シンガポール前には拉致だけを訴えた。核、ミサイルはアメリカ任せ。マスコミからは安倍さんに核、ミサイルを放してくれと打診されていた。話したが、トランプ大統領が不機嫌になりこれ以上無理。拉致一本に絞った。米朝会談が実現し、拉致問題を前進させる意味では目的達成出来た。これから先は安倍首相次第。現在水面下で北朝鮮は経済援助を求めている。日本は過去の清算を=お金をよこせ。日朝ピョンチャン宣言にも記されている。サンフランシスコ講和条約~日本が侵略した地域に頭を下げてお金を渡して許してもらう。韓国には1兆円渡した。但し、安倍さんは拉致問題解決無しに経済協力はあり得ない。いずれ安倍総理が平昌を訪れ、話をするだろう。時期は分からない。出来るのは安倍さんだけだろう。外交の最優先課題として取り組んでいる。

現在、自民党一番の人気者は小泉進次郎。なぜ話がうまくなったのか。去年11月、小泉進次郎+福田達夫(福田赳夫、福田康夫)の文春新書を発刊。
野田聖子氏から、小泉進次郎との仲を取り持つように依頼受けた。

  • 自分の話・演説を聞き直し+女性秘書に聞いてもらう(男性秘書ははっきり言わない)
  • 枝葉を切る。全部言うと相手が分からなくなる。自分も10年前にテレビで出る際、短く1分を超えないよう心がけた。原稿の見出しを先に話すようになった。
  • 小泉首相からアドバイス。ゆっくり話すべき。

自民党総裁選の行方
細田派、麻生派、二階派+α(管さんが無派閥30人)で過半数を取った。管さんの30人は、管さんと同期~落選しても面倒見てきた。田中角栄さんの時でも起きた。負け戦はしない。石破さんは、論戦に持ち込みたい。

岸田さんと話して、立候補しない理由を探している印象。

竹下派は論文読むと安倍さん擁立の様子。但し配慮を要するのでゆっくり。

岸田派、竹下派のどちらかが安倍さんを擁立し、マスコミが安倍三選と報じる予定。

党員405票あるが、前回石破さんは党員票は安倍さんの倍取っている。地方票で石破強しとマスコミが書くかも知れないが、今回は逆だ。安倍さんは地方で支部党員と話し一人一人と写真を撮っている。一人50票を分かっている。総裁選の勝負の分かれ目は相手に同情したとき。勝ちすぎて悪いな、相手が負けすぎて気の毒と思ったら負ける。

職域支部の党員・・・ビッグ5(2万人以上)・・・MOA(細田派)、郵政(野田聖子)、看護師(細田派)、建設(竹下派)、賃貸(石破さん系)。石破さんは誰よりも地方を回った自負がある。安倍さんは管官房長官、副長官を中心に、手分けして職域支部へ。

自分が大事にしていること「政治は川の流れ、常に変化している。どう変わるか、なぜ変わるか、取材が欠かせない。一生懸命やっても、半年後今の姿を否定することがあり得る。政治は川の流れ、あの時は正しかった。」